【仕事で成長したい人はここから変えなければいけない】

【イシューからはじめよ】問題解決の根本が全て詰まった一冊です。問題解決をしようと思っても、頭の中がゴチャゴチャになって同じループにハマってしまう、「問題解決下手だな」って言われる人におすすめです。



ビジネスの基本は問題解決をして、より良くしていくこと。でも、答えのある事を”正解”としてきた日本教育の中で育った私たちは、学校では”問題解決”を具体的に学ぶことはありません。

 

実際には私の学歴が低いからそうなってしまっているだけかもしれませんが、学校の勉強=答えのある正解を答えることと考えている人は多いはずです。

 

では、社会に出るとどうでしょう。答えのないことに対して、考えさせられることばかりです。システム化されている仕事をこなす人以外は、答えのない答えを探して、日々問題解決をしているはずです。

 

でも、その問題解決はとても奥が深いのです。何を問題として捉えるかによって、出てくる答えが全部変わってしまいます。実際に、「そこは論点じゃない。」「ロジックで話して。」と言われたことのある人も多いのではないでしょうか。「じゃあ、どんな問題解決をしていけばいいの?」となった時に、読んだらいいのがこの本です。





バリューのある仕事とは何か

 

バリュー=生産性=どれだけのインプットとアウトプットが出せたか。

こう定義されています。どれだけのインプットとアウトプットという言葉の中には”本質的な”という言葉が隠れています。イシューから始めるには、生産性のある仕事をできるようにならなければいけないのです。つまり、どれだけ本質的に見極めて仕事をしていけるかが重要になります。どんな本質が必要なのか、それは、イシューの本質=自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ(イシュー度)+そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているのかの度合い(解の質)です。



踏み込んではならない「犬の道」

 

どれだけのインプットとアウトプットが出せたかが重要だからと言って、ただ多くの仕事をこなすだけではダメです。それでは何度も繰り返し練習してお手とおかわりができるようになった犬同然ですね。イシュー度の高い問題を見つける訓練をしながら仕事をしていく必要があります。この本の中で、

 

うさぎ跳びを続けてもイチロー選手にはなれない。

「正しい問題」に集中し、「正しい訓練」が成長に向けた鍵

 

 

だと言っています。実際に圧倒的に生産性の高い仕事をする人は、根性には逃げません。何回も繰り返しにはなりますが、周りと同じ時間、同じ労力でどれだけ多くのアウトプットができるかが重要です。しかもそれだけでなく、どこまで意味のあるアウトプットが出せるかも大きな差になります。

 

同じ労力、同じ時間でどれだけ多くのアウトプットが出せるか

=生産性

どこまで意味のあるアウトプットが出せるか

=プロフェッショナル

 



イシューを見極める

 

イシュー度の高い問題を見つける訓練をしながら仕事をしていく必要があるからと言って、A→B→Cと順番に進んでいくだけでは意味がありません。それはイシューを探してないのと同じです。イシューを見極められるようになるには、初めからイシューを探す訓練をします。

 

ただ、一人で「これがイシューかな?」と考えていてもいつまでたってもイシューを見つけ出し、生産性の高いプロフェッショナルな仕事ができるようになりません。それを解決するためには、職場内でイシューを扱える上司を相談相手として持つことです。身近な上司では意味がありません。その分野において詳しくて、「実際にインパクトがあるか」「説得力があるかたちで検証できるか」「想定する受け手にそれを伝えられるか」というイシューの本質が分かる、”見立てる力”のある人を探すところから始めましょう。



仮説を立てる

 

ただそんな人を探して、いきなり「教えてください!」なんて言われても門前払いされてしまうでしょう。自分なりに行動してみるところはまず最低限マナーとしてできなければいけません。仮説を立て、言葉にして、行動していく必要があります。言葉で表現するときには、主語と動詞を入れるのはもちろん、”whyよりwhere.what.howを入れて言葉にしていくことを意識するといいです。



よいイシューの3条件

1:本質的な選択肢である

2:深い仮説がある

3:答えを出せる

 

 

イシュー特定のための情報収集

コツ1:一次情報に触れる

コツ2:基本情報をスキャンする

コツ3:集めすぎない、知りすぎない

 

 

イシュー特定の5つのアプローチ

1:変数を削る

2:可視化する

3:最終形態から探す

4:So what?(だから何?)を繰り返す

5:極端な事例を考える

 



これらを使って、まずは仮説を立てるところから始めてみるのがいいです。

 

ここまでが一旦の、イシューについての基礎知識程度の内容です。

 

 

*1



ここまででできる今すぐできる実践ポイント

 

 

1:仕事をするスタンスを生産性とプロフェッショナルを意識するスタンスに変える

2:イシューについて相談できる人をもち、仮説を立てながら訓練してもらう

 




さいごに

 

イシューからはじめるための基礎知識は、多くないと進んでいきません。一度本を読んだだけでは理解できるほどのことではありません。その場では理解したつもりでも、「理解」と「できる」ではまったくもって違う意味になります。なので、私のように一度で理解できなくても、何度でも読んで理解、実践してできるようになるまで続けられる人がきっとバリューのある仕事をして、大きな成果を残せる人になるのだと思いました。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

みずな

*1:

こんな事書きながらでごめんなさい・・・。これ以上の内容がまだ、私が理解できてなさ過ぎて、書けませんでした。これから何度も読んで実践して追加・変更していくつもりです。(2021/1)